初詣での作法とは

初詣の作法はしっかりできるとキマって見えますが、逆になっていないとだらしなく見えてしまいます。

初詣での作法

服装はいわゆるハレの日の格好をするのが正解で、神様や仏様に新年の挨拶をするつもりで外出したいものです。晴れ着を選べば間違いはありませんし、神社に出向いても変に浮いたり場違いな感じにはならないので大丈夫です。

神社に出向くのであれば、祈願をする目的で外出することをおすすめします。拝殿の外でお参りをする社頭参拝と、拝殿でお祓いをしてもらう昇殿参拝がありますが、お祓いが必須というわけではないです。お祓いをしないからといって、ご利益がないわけではありませんから、予算的に厳しいなら無理に昇殿参拝をしなくても構わないです。大切なのは気持ちですし、お賽銭も目安はあるものの絶対ではないので、無理のない範囲でお金を出してお参りをすればOKです。

お参りに出向くと何かとお願い事をしたくなりますが、2つも3つもお願いをしてご利益を得ようとするのは欲張りです。つまり、願い事は1つまでにすること、欲張らずに願いを神様や仏様に伝えるのが正解となります。

お参りは気持ちが重要であって、お賽銭の額はご利益とは関係がないです。お賽銭は神様に対するお供物の位置づけなので、金額の大小でご利益が決まるとしたらおかしいわけです。神様は自分の元に出向き、手を合わせて願い事をした事実を重視します。その為、お賽銭なしでも願い事を叶えてもらえる可能性はありますが、お供物は必要なので、少額でもお賽銭は忘れずに持参しましょう。

初詣は家族全員で出向くべきか、この疑問に対する答えはNOです。家族で出向くのも良いですが、お参りや願い事は個別にするべきものです。外出が億劫だからと、家族の誰かが代表で家族分のお参りをするのは好ましくないです。ただし、怪我や病気などで外出が難しいなどの理由があれば、家族の誰かが代理で神社に出向くことは認められます。喪中の場合も同様ですから、やむを得ず神社に出向けない理由がある時は、代理での参拝も検討してみましょう。

このように、初詣には作法というものがありますが、神様は寛容ですから多少の間違いがあっても許してもらえます。とはいえ、作法を身につけて神社に出向いた方が良いのは確かなので、興味を持ったら一通り作法を確認して実践してみるのがおすすめです。