黒住教に関する一般情報       

黒住教は、岡山県の備前岡山藩を守護する神社の神官だった黒住宗忠という人が開いた教派の神道です。教派とは、1868年の神仏分離令が出された後にできた神道の中にある13の派があるうちの一つです。宗忠は命に係わる大病を克服しましたが、34歳の誕生日でもあった冬至の朝、朝日を拝んでいる最中に天照大御神と一体になったという体験をしています。そのことから、すべての物の親神は天照大御神で、人間はその分身を頂いた神の子だと教えていて、それが黒宗教の概要です。

黒住教は、江戸時代に1814年に開かれた宗教で、200年以上にわたって教えを伝えてきました。旭を拝んでいたところで天照大御神と一体となったことで、黒住教が大切にしていることは、感謝と感動の心で日の出を拝む「日拝」とゆがみや偏りのない丸い状態で日々を過ごす「まること」の精神です。そして天照大御神の分身で神の子である私たち人間は、天照大御神にご恩と感謝の気持ちをもって、丸くて大きくて暖かい真心を育てることが、本当に生き方と説いています。

悩みを持ったり苦しんだりして黒住宗忠を慕ってくる人たちのことは、決して見放さず一生懸命に働いてくれているので、天照大御神と一体になった教祖の宗忠にも心から尽くして誠意を尽くすことで、尊い神徳のおかげもいただくことができるという教えでもあります。

現在は7代目の当主、黒住宗道が日夜祈り、一日も欠かすことなく日拝を行って真心を尽くしています。

黒住教には、「御7カ条」という7つの教えがあります。その1つ目は、自分で生きていると勘違いするのではなく「天照大神のおかげで神の子として生かされている」ということで、2つ目は物事をマイナスに考えることが積み深いということ、3つ目は自分を過信して人を見下すようなことはしてはいけないということです。4つ目は人は気を抜くとすぐに楽な方へ流されるので常に自制と自律を心がけることで、5つ目は権利と自由ばかり主張するのではなくなすべき務めを果たすことといわれています。6つ目は、人にも社会にも天地自然にも誠実で誠意を尽くすこと、そして7つ目は常に感謝と感激の心を忘れないことで、これらのことを教えとしている神道です。

さらに、よりよく生きるために「祈り」にと「孝養」、「奉仕」と感謝」そして「反省」という「5つの誠」も実践徳目として掲げ、実践をしています。

黒住教では、人間は天照大神から守られる神の子として、毎日の日拝で天照大神や教祖の黒住宗忠に誠意を尽くし、御7カ条と5つの誠を実践する神道です。